納品

By | 2004/03/17

先月、ずーっと手をかけていた某不動産事業団体の物件検索サイトを、やっと本日納品。
といっても新しく作った訳じゃなくって、外見はそのままで、中の古くなったハードを一式入れ替えて、OSやアプリケーションサーバー、DB構成を刷新するだけ。
この仕事は、もともと作っていた会社の技術員が、理由があって全員独立してしまったために保守できなくなり、なぜか我が社に出番が回ってきたという代物。
かなり大きなサイトだったので、最初はどうなることかと思っていたのですが、絡まった糸を一本ずつ解きほぐし、なんとか今日に結びつけることができました。
普段は、他の会社が作ったシステムをじっくり見るという機会は少ないのですが、今回はそういった経緯があって、かなり内部を検証しました。
その中で、自分では思いつかない発想や、周到な計画性を、プログラムの中から感じることができたのは本当に収穫。
かなり成長したような気がします。
それらの課程で強く思ったのが、自分より経験や実力のある人が成した仕事に触れるのは、本を読み漁ったり、試行錯誤を繰り返すよりも、よっぽど勉強になるのだということです。
やはり百聞は一見にしかずということなのでしょうか。
思えば僕たちは、手の内を知り尽くした小所帯。
新たな刺激を受ける機会が本当に少ないのです。
積極的に、自分たちを批評されたり、人の仕事をみたりするようにして、胃の中の蛙で終わらないように心がけなければいけないのだなぁ、としみじみ感じました。
要するに中で仕事ばっかりしてないで、外で遊ばなきゃいけないということでしょう。
あれ、台無し?

佐藤正午 「ジャンプ」

By | 2004/03/15

今週の一冊は、佐藤正午「ジャンプ」。

がー、またこの手の本を読んでしまった。
探せばあるもんですね。こういう青春系小説とでもいうジャンルって。
筋は非常に面白かった。
酔っぱらって彼女の家に泊まりにいくのだけど、彼女がリンゴをコンビニに買いに行ったまま、そのまま失踪しちゃうって話し。その謎を追っていくんだけど、偶然に偶然が重なっていることに気づき・・・みたいな。
自分の身にも起こりえるような話なだけに、変な現実感があって面白かったです。
ただ文体が、あんまりにも村上春樹すぎるのが、かなりキビしい。
まあ、この年代の作家で村上春樹の影響が全く無い人なんて、稀なんだろうなとおもいつつも、句読点の振り方とか、登場人物の話し方とか、105回考えたりとかってところとか、とにかく全体的にやたらハルキってて、ここまでそっくりなのは、さすがにどーなんかなと思ってしまいました。
この人って、他の本もこんなんなんかなー?

わんこ

By | 2004/03/13

今日の昼は、大学時代の友達と遊んでました。
珍しく大学時代に立命以外でできた女友達で、妙にウマがあいながらも、お互いに恋愛感情がないおかげか、ナンダカンダともう8年のつきあい。
そんな間に彼女もケッコンしちゃって、いやいや月日が経つのはホントに早い。
楽しかった。また遊びましょう。
で、ちょいと新居におじゃましたんだけど、そこの家で飼ってるわんこが、超らぶりーなので、思わず写真撮っちゃいました。
メスのまだ1歳くらいのくせに、なんておじいさん顔なんだ。かわゆい。しかも毛がテディーベアみたいやねん!
この犬なんていう犬種だっけ?どうしても浦沢直樹の「Monster」の鉄人シュナイダーを思い出してしまう。シュナウザー?だっけか。
いやー、俺も犬が欲しくなりました。
まー、俺が飼うなら柴犬かなー。なんか福田家に洋犬は似合わない気がするので。
wanko.jpg

とある土曜日

By | 2004/03/06

10時前に出勤し、12時半まで黙々とプログラミング。
今、とりかかっているO社向けの開発案件は、僕がこれまでにやったことのない規模。3/26までに仕上げないと先方の予算の都合上、多大な迷惑をかけることになる。技術的には難しくないとはわかっていながら、こなしていかなければいけない作業量を思うと、正直なところ怯んでしまう。いやいや、大丈夫。大切なことはシンプル。一度決めた作業工程から遅れないようにすることだけである。このあたりは製造もITも変わらない。
今回は、PHPでのオブジェクト指向度を高める方法を試みている。とはいえ、まだ勘所を掴んでいないことは明らか。独立性が高く、汎用性も高いコーディングを、常に心がけているものの、拘りすぎてかえって生産性の低下と、全体の見通しの悪さを招いている気がする。全然精進が足りない。
1時半から北浜道修町のデザイン事務所で打ち合わせが一件あったので、その前に平野町のドトールで食事をとりながら読書。初めて天童荒太に挑戦。「幻世の祈り」。重い主題ながらも、テンポの良い筆致に、どっぷりハマってしまい、危うく打ち合わせに遅れそうになる。
打ち合わせの案件は、予算枠もすでに決まっていて、限られた時間で正確に作業を完了させることが必須要件。なので下手に凝ったことをせず、シンプルに要求を満たす方法を提案する。難色を示されると思いきやあっさりと通ってしまったため、思ったより早く終わる。全部がこんな風だったら楽なんだが。
2時半に会社に戻り、そこから19時までプログラミングの続きに没頭。
19時に会社を出て、京橋のフィットネスクラブへ。1時間チャリンコを漕ぎながら「幻世の祈り」に耽る。そこから22時までみっちり筋トレ。効果があるのか無いのか、とにかくお腹の脂肪は確実に退治されつつある。
帰宅後はご飯にお風呂。明日は法事で早いので、晩酌して寝ることにする。

盛田 隆二 「夜の果てまで」

By | 2004/03/03


盛田隆二という作家も聞いたことがなかったのだけど、なんとなく手にとって、なんとなく買ってしまいました。
あらすじは北大の4回生が、近所のラーメン屋のすっげーきれいな後妻と恋に落ちて駆け落ちするというはなし。結末が先に提示され、そこへ至る経緯を追う形式になっています。
ちなみにこれまでの経験からすると、この本や、先にでた大崎善生の小説みたいな、ピュア系恋愛小説を連続して手に取るときっていうのは、たいてい精神状態が荒んでるときです。
逆に、新書や社会問題系に手を出すときと言うのは、外向きの力が余ってるときかな。
そう思うと、やっぱり疲れてるんやなー。
で、肝心な小説を読んだ感想として纏めるならば、いい話しなんだけど、あんまりにもひたむきで打算のない世界が、羨ましくも遠い世界のように感じたというのが難点。
あ、やっぱり荒んでるんだ。。。

白石一文「見えないドアと鶴の空」

By | 2004/02/27

新刊が出たらだいたい買ってる白石一文。
不自由な心」や「僕のなかの壊れていない部分」といった作品でみられるように、人間のドロドロとした部分を真正面から描いきながら、愛や生の意味を問う作風が多いと思います。
最近では「一瞬の光」が文庫化されていて、こちらもなかなか読み応えのある本です。
僕が去年に好きになった作家の中の一人。
まあでも、かなり男の偏った立場が目立つので、なかなか女の子は受け付けないんだろうなー。
で、新刊「見えないドアと鶴の空」がでていたので早速買ったのですが、これが大失敗。
主人公が超能力を使い出したり、一貫して宗教めいた主張があったりして、宗教・超常現象・政治・マルチ商法への嫌悪感が強い僕には、全く受け付けられないものでした。
久しぶりに「ハズした~」って気分。
うーん、次は何を読もう・・・。

大崎善生「聖の青春」

By | 2004/02/24

いやいや、また大崎を読んでしまいました。

大崎作品は殆ど読んでるくせに、出世作のこれだけは未読でした。
理由は簡単で、将棋がわかんないから。
でも、そんな理由で今まで後回しにしていたことを激しく後悔。
この本は、重い腎臓病を抱えながらも、不断の努力で名人を目指し、達成を目前に29歳で夭折した村山聖という棋士の一生を描いたノンフィクションです。
多少の脚色はあるのかもしれないけど、純粋さや必死さに、かーなり激しく胸を打たれます。
あれ?俺はどこまでがんばってるんだ?
と柄にもなく思わず自問するために、晩酌して寝ます。ん?(-_-)zzz

京都案内

By | 2004/02/22

知り合いに京都案内をせがまれたので、天気が悪かったんだけど、今日は久しぶりに京都に行きました。
いやいや、やっぱり京都はイイですな。
案内してくれって言われて、これほど行くところに困らない町ってそうないんじゃないかなー。
まず「どっか行きたいとこあるん?」と訊くと、なぜか「立命館を見たい」という答えが返ってきたので、とりあえず衣笠へ。
南門の前に車を止めていたら、なんとオムライス屋の「ひとみ」の前に、いつものひとみばあさんが座ってました!まさに在学時と変わらない光景。
「まだ生きとったんや~」と熱くなる熱くなる目頭を押さえつつキャンパスを一周。
春休みなので、「ソフトコーヒー」を買いそびれました。久しぶりに飲みたかったのになぁー。
んで「京都のラーメンはレベルが高いで」なんて話しをしてたらラーメンが食いたくなり、佛大前の「たんぽぽ」で昼飯。
「ひとみ」のばあさんは生きてたけど、「たんぽぽ」のヒゲオヤジは亡くなったんだよなーとしんみりしつつ、相変わらず「たんぽぽ」のラーメンはおいしゅうございました。ここのチャーシューはホンマに絶品やー。
で昼からは、適当に寺巡りをしてました。
梅は、まだ早かったです。この暖かさだったら来週が見頃かなー。
衝撃だったのが、「迷いの窓」「悟りの窓」で有名な、鷹峯の源光庵が、9月から2年間の補修工事にはいるため拝観停止になるらしいです。
あそこの見事な紅葉に、またお目にかかれるときは、げ、30歳・・・。
で、甘味処でも行くか~という話しになり、堀川今出川の「鶴屋吉信」に行きました。
ココの2階は喫茶店だったはずと思い入っていくと、「和菓子実演」なるカウンターがありました。
なんじゃそりゃ?と思い座ってみると、なーんと目の前で職人さんが講釈しながら和菓子を作ってくれるではないですか。
それはそれは見事な手つきで、やっぱ職人ってカッコええなーと思いました。
20分くらいだけど、めっちゃ面白かったっス。
お抹茶と和菓子で800円。行ったこと無い人はオススメです。
ま、そんなこんなで京都を堪能した一日でした。
デジカメを持って行き忘れたので、とりあえず携帯でとった「たんぽぽ」のチャーシューメンがおみやげです。食いさしやけど (^^;)
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大崎善生「ロックンロール」

By | 2004/02/19

大崎は「ドナウよ、静かに流れよ」を読んで以来のファン。
この人の小説に共通する主人公たちの生への真摯な姿勢と、選び抜かれたであろう言葉が織りなす文章の透明感が、とっても心地よくって爽やかな気分になれます。
なので、好戦的な気分のときは受け付けないのだけど、心に清涼剤が欲しくなったときは無性に読みたくなるのです。
この本もご多分に漏れず爽やかなパリを舞台にした恋愛小説。
主人公よりも、編集者の高井に感情移入しながら、とっても楽しく読むことができました。やっぱり大崎はいいなあ。
短編集の「九月の四分の一」でもツェッペリンが出てきたけど、よっぽど思い入れが強い様子。
一曲も聴いたことがないので、そのうち買ってみようかなと思いました。
「世の中には大きく分けて二通りの人間がいる。ガラス玉を丹念に磨き続ける人間と、粉々に壊さなければ気が済まない人間。」
あー、俺は絶対に後者だなぁ。

デザインって難しい~

By | 2004/02/15

ふー、なんとかギリギリ公開できそうなデザインに持って行くことができました。
って、自分が思ってるだけかもしれへんけど、まー、とりあえずこんなもんでいいか。
このサイトの目的は、まずは備忘録です。
毎日いろんなことが起こったり、様々なことを感じたりしているはずなのに、振り返ってみるとなぜかあまり思い出せなかったりします。
毎週、定期的に本を読んではいるけれども、昔のようにしっかりと感想を咀嚼しなくなったなーと思ったり。
つまり、ものすごい勢いで過ぎ去っていく日常を書き留めておきたい、というのがこのサイトの目的です。
そして、weblogという媒体を選んだのは、やっぱり徒然と書いているものでも反応があったほうが楽しいだろうなーと思って。
「おー、わかるよ、フクダ!」とか「そうは思わんけどなー」なんて、コメントしてくれると、やっぱり嬉しいんだろうなーと思います。