チチェン・イツァ(1)

By | 2006/07/08

旅は、メリダを出発しハイライトであるチチェン・イツァへと向かう。
僕は、朝から興奮していた。
本当に行くのだ。あのチチェン・イツァに!
以前にも少し書いたが、僕がその存在にはじめて触れたのは、小学校5年生くらいだったと思う。
日本ファルコムという、今でもあるPCゲームメーカーから発売された
太陽の神殿 ASTEKA II
というゲームにどっぷりハマっていた。
当時の僕の愛機はSHARPの「X1G
縦置可能の筐体が言うなればナウく、親にねだり倒して大阪日本橋のでんでんタウンで買ってもらったものだった。
ちなみに今でも大概だが、それとは比べものにならないぐらい当時の僕は我慢が効かず、
「黒色のディスプレイのお届けに1週間かかります」
という言葉を我慢できないばっかりに、黒筐体に白ディスプレイというとんでもない組み合わせで持って帰ったのだった。
CPU4MHz RAM64KB。それでも当時は最新機種だった。
そして、この頃のファルコムといえば、PCゲームといえばファルコムというぐらいの全盛期だった。
僕はどちらかというとJ・B・ハロルドシリーズのリバーヒルソフトに熱狂していたが、ファルコムのゲームにも少年の胸を躍らせる何かがあったことは間違いない。
ザナドゥ、イース、ソーサリアンなど、とにかく後世に残る名タイトルを出しまくっていて、そうしたゲームたちに憧れたはんだや僕は、ベーマガ(マイコンベーシックマガジン)片手にせっせとプログラミングに励んだものだった。
と、この手の話は、一晩くらい書き続けないと終わらないような、長く、そして殆どの人が理解不能な話になるのでこのあたりにしよう。
とりあえず、名作揃いのファルコムゲーム群の中で、ひときわ僕の心をとらえたのが、この「太陽の神殿」だった。
実在する失われたマヤ遺跡を舞台にしたアドヴェンチャーゲーム。
失われたマヤ遺跡・・・。
このフレーズに、少年ふくだの胸は大いにときめいたものだった。
なにが失われたのか知らなかったけど。
のめり込み、舞台があるなら、実際に行ってみたくなるのが人というもの。
そこで少し調べてみたのだけど、私の記憶が確かなら日本から直行便などは皆無に等しく、今と違って格安航空券も無かったので片道でウン十万という世界だったように思う。
新幹線すら大冒険の小学生にとっては、まさに世界の果て。
当たり前だけどメキシコに行く手段など無く、僕は中学生となり高校生となり、そんなところに行きたいと思ったことすら忘れてしまっていた。
それが今、30歳を目前にして、その地に立つことになったのだ。
これが運命でなくして何であろうか。
とまあ、そんな感じで盛り上がりまくりですよ!
メリダを6:30に出るバスに乗って、9時頃に到着しました。
帰りのバスのチケットも昨日のうちに取っていて、それが16:30発。
なんと1つの遺跡に7時間以上も取ってしまいました。
 
 
気合いも時間も体力も財布もデジカメのバッテリも十分!
もう隙は無いですよ!
 
 
えらい立派なゲートで入場料を払って少し歩くと、
いきなりキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
 
 
 
エル・カスティージョ!
20060708_001.JPG
「エル・カスティージョ」は、スペイン語で「城」または「城壁」という意味。
別名ククルカン(羽毛の蛇)のピラミッドと呼ばれる高さ25mの神殿です。
階段のふもとに蛇の頭があるのですが、春分と秋分の日の夕方4時頃にだけ、ピラミッドの9層の成す影がそいつの羽の形に見えるというトリックが隠されているとかなんとか。
日の動きとともに変化する影はあたかも蛇がうごめくようだとか!
・・・なんのこっちゃわからないと思います。
僕もはじめてきいたときはナンノコッチャだったのですが、「メキシコの隅っこ」さんで写真が紹介されておりました。
ぐおおお!すげぇすげぇ!
 
 
さて地球の歩き方。
「まずは中央に建つカスティージョに登って、遺跡全体のスケールを感じてみよう。」
 
 
登るゾ!!!
と思ったら、誰も登ってない。
どうも禁止みたいになってる?
 
 
・・・なんで!? 
 
 
どうやら最近に観光客が落ちて死んでしまい、禁止になったんだとか!
ヽ(`Д´)ノうわぁぁぁぁぁん
  
 
 
そこにピラミッドがあるのに登れないなんて!!!
しかも、
「神殿の内部には小さな神殿が内包されており、内部神殿へは11:00~15:00入場可」
とあるのに、修復中のため入れず。orz
うーん。真剣に悔しい。
こんなこといっちゃいかんのでしょうが、その落ちた観光客とやらに小一時間くらい説教してやりたい。
  
 
 
と、そんなこと言ってもどうしようもないので、ただただ眺めます。
  
 
 
 
しっかし美しい遺跡だなぁ・・・・。うっとり。
 
 
 
1時間くらい、色んな角度でぼけーっとしまくって堪能。
さて、続きを観るか~。


5 thoughts on “チチェン・イツァ(1)

  1. ふくさん、はじめまして。
    TBをいただいて参上しました~。
    リンクありがとうございます。
    旅行記読ませていただきましたが、
    まあいろいろと大変ながらも
    (いやでも私は笑ってしまいましたが、失礼!)
    楽しい旅だったようで何よりです。
    チチェンイッツァ、ピラミッドはやはり登れないんですね。
    残念でしたね……。
    旅行記、続きも楽しみにお待ちしてます。

    Reply
  2. NANAO

    え?・・・・えぇ~!!
    人が死んで登れなくなった~!?
    いつそんな事が。。。知らなかった。
    私が行った時は、まだ登れました。確かにすごい急勾配で、真ん中につかまれる紐があるのですが、皆それに捕まって上り下りしたり、中にはお尻をつきながら一段一段降りている人もいました。しかし、そんな中、私は紐にもつかまらず、お尻もつかず、ひたすら足元に神経を集中しながら一段、また一段と降りました。
    「今考えると、足を滑らせて死んでたかも~。せめて紐くらいつかまるべきだよな。ま、何でもなかったけど」といつもカスティージョの写真を見るたびに思ってました。やはり死人がでましたか。。。もし私が先陣をきって死んでいたら、ふくさんに小一時間説教されていたところでしたね。でも、残念でしたね~!

    Reply
  3. ふく

    >亀さま
    コメントありがとうございます。
    素晴らしい写真もありがとうございました。
    1枚目のアップのカスティージョも素敵です!
    他にも読まして頂いたのですが、ガイドに載らないようなところが出ていてびっくりでした。
    カンペチェも亀さんのblogを先に見てれば!
    またこれからも覗かせて頂きますね~。
    >NANAOさん
    人が死んだというのが本当なのかどうかは確かめられてないのですが、確かに登れなかったですねー(;_;)
    また再開されたら、それはそれで悔しいですけどねー。
    なんだかマチュピチュも観光客来すぎで制限がかかるかもしれないという噂もありますし、行きたい土地は早めに攻めるのがいいんでしょうね~。

    Reply
  4. ふく

    >はんだ
    カメラマンの腕もいいんよ~(・ω・)ノ
    いやー、これは本当に美しい造形だよ。
    ゴハン3杯はいけるなー。

    Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です