「暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで」サイモン シン

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Comments: 2

暗号ごっこをしたことがある人って多いんじゃないかと思います。
僕も小学生ぐらいの時に、なぜか授業中に友達と暗号文でメッセージをやりとりをした記憶があります。

遠い記憶ですが、たしかそのときは簡単にひらがな全部に2桁の数字を振ったような。。。
なんであんなことしてたんだろう?w

1つの字に対して、1つの対応する文字列が当てられる暗号化の方法を「換字式暗号」というらしく、本書の最初の方にでてきます。
こういった暗号を解くために発達したのが頻度分析。
言語によって良く出てくる文字や組み合わせ、滅多にでない文字というのは、統計的に決まっているので、それを鍵とすれば、解読できてしまいます。
そこで、さらに頻度分析に対応するために・・・と暗号作成者vs暗号解読者の戦いが、続いていきます。
その戦いは決して表舞台に出てくることは無かったけれども、どれだけ歴史を左右してきたか。
さらに暗号に関わった人たちの人間ドラマが見えてきて、もうめちゃんこ面白かったです。
暗号には難しいイメージがあるけど、解説が面白い上にわかりやすいので、頭は使うけどグイグイ読ませてくれます。実際、暗号の解読というのは、先に答えがわかっていれば、理解するのは手に負えないようなもんじゃないってことがわかりました。(その気にさせられてるだけかもしれないけどw)
今ならすっげー難しい暗号作れる気がする!w
というわけで、かなり強烈オススメの一冊ですた。
Amazonのカスタマーレビューって、レビュー数が多くて評価の高いものは、さすがに信頼できる気がします。

fuku

2件のフィードバック

  1. 暗号って今まで暗いイメージで、
    作った方々の努力とか人間味とか…
    あんまり考えたこと無かったです。
    ふむ~面白そうですね♪
    でも、私には…
    難しそうですねぇ~^^;

  2. そう。暗号を作った人が生きてるうちに評価されることはほとんど無いのです。でもそこには偉業が!
    細かい暗号の話は完全に理解しなくても(僕もしてないっす)、めちゃ面白かったですよ!

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