「ラストソング」野沢尚
博多のライブハウスで宿命的に三人は出会った。地元のスター修吉に挑みがかった一矢のギター。ロックが大嫌いだった倫子はリーダー修吉の彼女になり、夢を追い上京した彼らを支える…。持てる才能だけを信じ、一度きりの日々を懸命に疾走する者たち。
どうしても小説が読みたくなって、本屋をさまようこと1時間。
食指が伸びる本が見あたらず、苦し紛れで野沢尚の未読本を手に取ってみたら、コイツがまた良い本だったよおおおおお。
もうこんな風に破滅的なまでの突き進み方をする歳でもないのですが、こういう熱狂的というか狂騒的な雰囲気は今でも好きだし、求めているところがあります。
かといって仕事ではそんな熱に浮かされるようなやりかたをするわけにはいかないわけで、だからムチャクチャに無計画でちょっと危ない旅行とかしたくなるんだろうなぁ。。。
しかし「これ映画化したらいいのになー。俺ならキャストは・・・」なんて思いながら読んでたら、あとがきで気づきました。高校のときにちょっと流行った映画の原作だったのですね。
観てなかったのでわかりませんでした。
つーか、カラオケで歌ってた-。吉岡秀隆。in マイクドナルド(京橋のカラオケ屋)
野沢さんは「深紅」か「恋愛時代」が一番好きかもって思ってましたが、これもかなりキタ一冊でした。
いや~、まんぞくまんぞく。