「ダイナマイト・ツアーズ」原宏一
桐野夏生の「東京島」を読んで、めっちゃ嫌な気分になっていたところ、面白い本に救われました。
雅也と麻由美の夫婦はろくに仕事もせず自堕落な日々を送っていた。ところが新婚旅行中に雅也の父が急逝し、悠々自適生活が急転落下、借金を背負うはめに! 土地を売るために自宅を爆破するも大失敗。大怪我を負いながらアメリカに逃亡した二人は、ビルの解体を専門とする爆破屋・ボブと出会う。すっかりその魅力にとりつかれた二人はボブに師事するが……。
や~。とにかく痛快です!
小難しいブンガクも良いのですが、ミステリーの雰囲気が漂っていない、こういう気楽なエンターテインメントは貴重ですね。初期の荻原浩的な。
ダイナマイト爆破の様子は映像にしたら面白そうです。
ってか映画化されるだろ。俺ならする。
もう桐野夏生は読まないよ。(`Д´)