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月: 2007年5月

マチュピチュ

マチュピチュ

クスコに着いたその日のうちに、アグアスカリエンテスという、マチュピチュの麓の村まで行こうと思い立ったので、ちょうど17時に待ち合わせをしていた日本語を話せるタクシードライバー・アントニオに言ってみたところ、「バスで行くと、20:30の電車に間に合わないかもしれないので、それならタクシーで行け」と言われました。
そんな、バスで2時間もかかるようなところに行ってくれるタクシーなんかあるのかと思いきや、アントニオが、その辺のタクシー捕まえて、交渉してくれました。なんと40ソル。日本円で1500円くらいです。100kmくらいあるので、さすがに安い! まあバスだと5ソルなんですが。
渡りに船なので、そのタクシーに乗り込んだところ、運転が荒い荒い!
だんだん日が暮れてきたし、人気のない道だし、怖いなぁ、と思っていたら、目的地にはもうちょっとあるはずなのに、変な脇道にそれるではないですか!
そして、いきなり車が止まり、知らない兄ちゃんが車に乗ってきました!
 
 
うおー。
身ぐるみはがれるー!!!
 
 
 
と、ちびりそうになってたら、運転手が言いました。
「あみーご・あみーご!」
 
 
こら!
仕事中に友達拾うなよ~。
あー、びっくりしたー。
 
 
何事もなかったように、助手席に、その友達が座り、また車は走り出しました。
そして無事に駅に着いたのは、19時。
もう真っ暗です。
ちょっと怖いかんじ。
20070520_001.JPG
 
 
30分も並んで、やっと電車のチケットをゲット。
ふー。なんで、電車のチケット発券するのに、一人5分もかかるんだ。
ここは、やはりクスコのワンチャック駅でチケット押さえてからくるべきでした。
さて、しばらくすると、電車が来て、 1時間ちょっと乗ると、アグアスカリエンテスに着きました。
とりあえずヘトヘトだったので、その辺の宿に入って、倒れ込むように眠りました。
 
 
翌朝は5:30起床。
さあ、こい、マチュピチュ!
と、宿を出ると
天気悪いんじゃ~!!!orz
もう、ひたすら霧がかかってます。
うーむ。これは・・・。
文句言っても行くしかありません。
 
 
麓からバスに乗って、マチュピチュへ向かいます。
 
バスはつづら折りの、通称ハイラム・ビンガム・ロードを20分くらい登り、入り口へ。
20070520002.JPG
 
 
 
いよいよ、念願のマチュピチュに入ります!
入って、ちょっと歩くと、なんか見えてきたー!
 
 
 
 
 
 
20070520_004.JPG
 
 
 
写真映えはしませんが、これ、現地に行くと、ものすごく幻想的です。
まさに霧の中に浮かび上がる天空の城といった風情。
 

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リマ-クスコ

リマ-クスコ

日本から乗り継ぎを繰り返し、夜中の22時に、やっとこさリマのホルヘ・チャベス国際空港に到着!
いやー、夜なのに、人が多い多い!
 
20070517001.JPG
 
けっこう危険と評判の悪い空港なので、今回も1泊目の宿は日本人宿にして、送迎をお願いしました。
あ、日本人宿というのは、海外で日本人専用、または主に日本人が泊まるような旅館です。
わざわざ外国まで行って日本人と群れやがって思うかもしれませんが、日本人のスタッフに色々きけたり、旅行が終わってこれから帰る人と情報交換できたり、これまで泊まった人の書いている情報ノートが置いてあったりと、まあ忙しい社会人個人旅行者には便利なところです。
 
リマに日本人宿いくつかあったのですが、選んだのは「ペンション当山」。
ここで、日本から、空港送迎と1泊目、さらには翌日のクスコ行きの飛行機の手配をお願いしておきました。
メキシコ行ったときも同じように手配していたのに、会うことが出来なかったので、今回は大丈夫かと冷や冷やしていたのですが、あっさり宿の看板持ってる人が見つかりました。
 
幸先イイ!(・∀・)
 
 
着いてみると、宿はものすごく綺麗。
オーナーのぺぺさん、日本語ぺらぺらで親切。
やー、かなり居心地良いです。
 
 
でも、激しく疲れていたので、その日は即就寝。
 
 
 
翌日は、同じ便でクスコに向かうという、50代くらいのご夫婦に宿でお会いしたので、宿からクスコまでご一緒することに。
彼らは、サンフランシスコ在住30年で、今まで旅行した国は30ヶ国超という猛者ですが、南米は初めてだとか。
結局、何をされている方か訊けなかったのですが、まあ世の中には色んな人が居ますねえ。
 
 
タクシーで空港に行き、飛行機に乗って着くと、そこはクスコ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!。
地球のヘソですよ!
(クスコはインカの言葉でヘソという意味らしいです)
 
空港では、インカな格好の人たちが出迎えてくれます。
20070517002.JPG
 
 
街並みも綺麗。
レンガな街です。
さすがペルーの京都と呼ばれる(ほんまか?でも実際姉妹都市)だけあります。
20070517003.JPG
 
 
 
…息が苦しいっっ。
さすが海抜3600m。
ほとんど富士山のてっぺんです。
もう着いた瞬間から、息苦しいのがわかります。
 
 
ハァハァ。(興奮してるわけじゃないです。w)
 
 
ここで、いっしょだったご夫婦は宿のお迎えが来ていたのでお別れ。
さて、自分はどうしようか。
 
 
「地球の歩き方」によると、日本人宿がクスコにも2軒あるようです。
まだペルーについて1日も経っていないので、また日本人宿で情報収集するべく、そのうち1軒の「ペンシオン花田」へ向かうことに。
そこで空港から乗ったタクシーの運転手が、今回のポンコツな出会い1号でした。
その名をアントニオ。
「ワタシ、ニホンゴハナセルネ。」
「あー、お上手ですねー」
「ハナダ、サムイヨ」
「え?」
「イイ宿知ッテルネ」
「いや、とりあえずハナダに行きます。」
「ワカリマーシタ。ツアー、イパーイアリマス」
「はぁ」
「ワタシ、アナタノチカラニナリタイ」
「(セコムのCMのペヨンジュンみたいだな…)」
「ダイジョウブ、アヤシクナーイ。」
「(それが怪しいっちゅーねん)」
「コレミテ。ダイジョーブ。」
と、渡された、一冊のノートには、「○月○日 アントニオさん、ありがとう」みたいなのが、並んでいるノートが。
面白そうなので、良く読んでみると、要するに、この人は日本語を話せるので、旅行代理店との交渉などを代わりにやってくれます。
そこに、1割程度を上乗せするみたいで、お願いして結構便利でした、みたいなことがいっぱい書いてました。
ふむふむ。
たしかに1割くらいなら語学力を活かしたまっとうな商売と言えます。
風貌的に、ただのぼったくり野郎かと思っていたので、ちょっと見直す。
 
兎にも角にも、他のドライバーならわからないような小さなお宿であるペンション花田を知っていて、さくっと行ってくれました。
何回かタクシー乗ったけど、宿名だけでわかったのはこの人だけ。
さて、無事に宿の前に着くと、
「アシタカラドースル?」
「やー、何も考えてません」
「17時マチアワセマショウ。ツアー紹介スルネ」
「別に良いけど、何も頼まないかもしれませんよ」
「ワカッタ。17時ココネ!」
ということで、待ち合わせることに。
ま、いっか。
そして宿には無事にチェックイン。
大きなお利口なわんこが居ました。
名前はムサシ君。
20070517004.JPG
コジロウという名のぬこも居るらしいですが、一度もお見かけすることはありませんでした。w
さて、この宿の管理人さんがとっっってもいい人でした。
だいたい日本人宿の管理人さんというのは、オーナーとは別で、宿泊客のお世話をしてくれる人。
多くは宿代を浮かすために手伝っている人で、この人もご多分に漏れずそんな人。
なんでも南米のインディヘナの子供たちに折り紙教えて回ってるんだとか。すごい。
そんな人なので、商売っ気があるわけでもなく、心の底から親切にしてくれました。
かなり空気が薄くて、高山病が心配になってきていたので、マチュピチュの麓の村のアグアスカリエンテスは標高低い(2200m)って聞きますが、やっぱり楽ですか?って聞いてみました。
すると、高山病は着いた日の夜から朝がヤバイから、今日のウチにアグアスカリエンテスまで行っちゃうと楽だよ、と言われました。
え?そんなことできるの?
たしかクスコ-アグアスカリエンテス間は、朝の電車しかなかったはずでは?
すると、こんなお話しでした。
・確かにクスコ-アグアスカリエンテスは朝しか電車がない
・でも途中のオリャンタイタンボという駅までバスで行けば、そこからアグアスカリエンテスまで行く夜の電車がある。
・そしたら明日は朝からマチュピチュ見れる。
・電車は予約制なので、電車のチケットはクスコで押さえていったほうが良い。(ワンチャック駅で買える)
・1泊分の荷物持って、あとはここに荷物置いていったら楽だよ
 
 
ふむふむ。
高山病の心配も減って、マチュピチュも長く見れる!
これはイイです。
早速荷物を預けてアグアスカリエンテスに向かうことにしました!

ペルー旅行 イントロダクション

ペルー旅行 イントロダクション

去年のメキシコ旅行同様の珍道中を期待されていると拍子抜けかと思いますので、あらかじめお伝えしておこうかと思います。
自分でもびっくりするぐらい今回は本当に全くトラブルがなく、ふつーの観光旅行でした!
大きな要因としては、2つかなと思っています。
1つは、拍子抜けするぐらい治安が良かったこと。
今、ペルーはものすごく観光に力を入れているようです。
主な観光地の街角では、本当に100mおきくらいで警官が立っていました。
早朝も深夜も。
これはかなり安心感があります。
警官が悪い人の国もあるので、過信は禁物とは思いますが、ペルーの警官は、みんな笑顔で、訊いたことに真剣に答えてくれるいい人たちでした。
おかげさまで危ない目に全く遭いませんでしたし、遭う予感すらありませんでしたよー。
もう一つは、英語がかなり通用したこと。
スペイン語だけだと単語からわからないので、意思疎通のやりようがなくって、必然的にトンチンカンなやりとりになるのですが、やっぱり共通言語があれば全然違いますね!
つか、皆さん、かなり流ちょうで、僕のカタコトの単語英会話が恥ずかしいったらありゃしませんでした。orz
しかも英語だけでなく、日本語がしゃべれる人も多くいるんですよね。
レストランの店員さん、ホテルの従業員さん、タクシーの運転手さん、おまわりさんなどといった、別に街頭の物売りをしているわけではない人でも、日本語の勉強をしている人がたくさん居ました。
あ、そういえば、ふらっと歩いてる人と、こんなこともありました。
おじさん「ニホンカラ来タノ?トーキョー?オーサカ?ワタシ、ニホン6カゲツスンデタ。」
ふく  「ええっ、6ヶ月で何でそんなしゃべれるんですか?」
おじさん「ソンナノカンタンヨー。6ヶ月モイテシャベレナカッタラ、イワレルネ。『バカジャナイノ?』ッテ。アハハ!」
うぐ。
そんな英語10年も勉強して、サパーリな俺の立場がナイアルヨ!(´・ω・`)
 
 
あとは、ホテルのベッドメーキングが素晴らしく丁寧だったり、おつりは誤魔化そうとされたこともなかったし、なんなら待ち合わせ時間に5分遅刻して怒られたり。w
やっぱ南米だなーっていういい加減さも随所でみられたのですが、さすがインカの末裔!っていう几帳面さもあったりと、変なバランスが大変興味深い国でした。
  
 
 
 
もちろん、僕が見たペルーは、本当にごく一部ということは理解しているつもりです。 
きっと、クスコ・プーノといった観光産業が盛んな土地の話だと思います。
なんせ中継地となったフリアカという街では、タクシーの運転手さんが、街に入ったとたんに
「ドアをロックしろ」
と言われました。
なんだ?
と思うと、本当に信号待ちでドアを空けられそうになって、空かないからって蹴ってくる人がいたりとか。
ガクガクブルブル。
あと、首都のリマでは、英語がなかなか通じませんでした。
  
でも、日本で最大の観光地である京都で、そこら中に多国語喋られる人がいるかって言うと、そんなこと無いはずです。
日本も米国も、同じように空港はありますが、空港職員って、どいつもこいつも鼻の穴に割り箸突っ込んでやろうかと思うぐらい高圧的な奴らですが、ペルーの皆さんはサイコーに感じ良かったー。
 
 
まあそんなわけで、去年のメキシコも良い印象しかありませんが、同様にペルーも、とにかく良い国って印象しかありません。南米が合うんかなー。
  
 
VIVA PERU!!!!
  
これから、そんな国を旅行したお話しを書いていきたいと思います。
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リマ到着!

リマ到着!

のっけから、東京駅に12:30に着く新幹線指定席なのに、いっしょに買った成田エクスプレスの指定席が12:03発というトラップをみどりの窓口で仕掛けられてました!
まさか国内からトラブるかーw
それからは順調にやってきまして、やっとリマに着きました。
疲れた~。
只今現地0時です。
今から寝て、明日は6時起きで、クスコだー。
思ったより安全そうな印象です。
結構ネットも繋がるかも。
ではでは!

旅立ちます!

旅立ちます!

びっくりするぐらい適当な準備ですが、とりあえず5/13までペルー行ってきます!!!
さあ、こい、マチュピチュ!
今回は成田発です。orz
去年、メキシコ行くときに乗った関空発のアメリカン航空は、もう撤退したらしいのです。
関空発の北米路線って、ピーク時で週63便あったらしいんだけど、現在は週14便らしいですよ。奥さん。(07年1月)
関空も、いよいよアレですね。
8年前に大学のゼミで、「日本もハブになる空港をしっかり整えないと、もう世界から取り残されちゃいますよ」的なことをやったわけですが、まさに現実になるわけでしょうかね。。。
さてさて!
今からはこんな旅程です。
・4時間かけて成田へ。飛行機とれず新幹線+成田エクスプレス。orz
・空港で4時間待ち。
・あまり評判の宜しくないコンチネンタルで12時間かけてアメリカのヒューストンへ。
・トランジットで3時間待ち
・7時間かけてリマ行きの飛行機。
・リマでペンション当山に一泊
・早朝に飛行機でクスコ入り。
ムキー!!! (ノ`□´)ノ┻━┻
いったい移動だけで何時間あるんだー。
さらにクスコから、お目当てのマチュピチュまでは列車。
予定では、そこからチチカカ湖巡って、リマに戻って帰る予定。
遠いなー。本当に遠いよー。
しかも海抜2000m~4000mが続く旅。
高山病オソロシス。
でも、だからこそ、まだ体力のある今のうちなのです!
 
 
 
  
留守を預かってくれる周りの皆様に感謝しつつ、それでは行ってきます!
アディオス!