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月: 2007年2月

北新地「明石屋」

北新地「明石屋」

いわゆる「いきつけ」と化しているのが、北新地のアバンザの隣にある「明石屋」
  
 
旅行好きで気分屋なマスターと、店の雑多な雰囲気が、大阪らしく気のおけない感じで、僕はとっても大好きです。
しかも新地界隈で安くてウマい店ってあまり無いですから、ついつい通ってます。
 
20070222_akashiya.jpg
料理は2000円ちょいのおまかせコースしか無く(正確にはあるのですが、頼ませてくれない雰囲気がw)、ほっといたらなんぼでも出てきよります。
たぶん、腹一杯になるまで出てきます。
大盛りも値段一緒です。
 
 
店の名前の通り、明石焼きもちゃんと出てきます。
20070222_tako.JPG
(゚Д゚)ウマー
女の子は、厨房の中で焼かせてくれます。
僕も無理矢理入ったことありますがw
 
 
 
もちろん明石焼きもうまいんですが、僕がやみつきなのは、この餅バター。
20070222_mochi.JPG
(゚Д゚)ウマー
竹善さんがコンサート帰りによくくるらしく、来たら必ず飲むという朝鮮人参酒がありました。
歌がうまくなるかなと思って飲んでみましたが、うーん、まずい!もう一杯!
  
 
aikoも何度か来てるらしく、「あの子は最近来てないなー」とか。
なにー!
「僕、めっちゃファンなんですよー」
って言ったら
「そこ写真あるで」
ちょ、おま!!!!何ツーショット!!!
そんなわけで、お忍びで来てる日に当たることを狙って、足繁く通うのでした。
やっぱ傷心なうちに攻めないとな!(・∀・)
もちろんそのときは、このイメトレを敢行ですよ!

明石屋 (明石焼き / 北新地、西梅田、東梅田)

本気引っ越しモード

本気引っ越しモード

前から、この部屋は日当たりが悪い、引っ越したいと、ブツブツ言ってたんですが、トドメを食らいました。
いつのまにか窓の外に、壁みたいなホテルが建ってた!
20070219.JPG
これはヒドい。
全面カベですがな(´・ω・`)
ちなみに写真右上のが、新しく建ったカベです。
昼間は殆ど家にいないし、窓の外なんて気にしないので、ぜーんぜん気づいてませんでしたが、最近どうも暗いなーと思ったらコレ。
いつから建て始めてたのやら。。。
 
 
このあたりから刺す光だけが、僕の唯一の光合成源だったのですが、とうとう、この家は暗黒地帯です。
 
というわけで、本気で物件探しモードです。
ううっ、また物いりだなーorz

曽我部恵一 独り会 2007~大阪篇

曽我部恵一 独り会 2007~大阪篇

月曜日は、今年初ライブ行ってきました!
「曽我部恵一 独り会 2007~大阪篇」 in Banana Hall(←まだあった!)
なんと開演17:05。終演22:10!!
途中に休憩15分程度の休憩が2回あって、だいたい4時間半くらいひたすら弾き語りしてました。すげー!すげーよ!でもケツが割れそうだった!痔になるっちゅーねん。なってたっちゅーねん。
あ、誰やねん、それ?って人のために説明しますと、サニーディサービスというバンドが昔ありまして、そのボーカルだった人です。大学時代、季節感と透明感溢れる曲を作る彼らに、僕は激ハマりしてました。
もし聴いたこと無い人で、興味がある人は「東京」を聴いてみたらいいと思いますよ!
これからの春の季節にぴったりです。
 
 
さて、なんせ5時間もあったので、セットリストが超長いです。
公式blogから。
うわ。50曲近いw

第一部
01 土曜の夜に
02 3つの部屋
03 胸いっぱい
04 さよなら!街の恋人たち
05 5月
06 ギター
07 おはよう
08 朝日のあたる街
09 春を待つ人
10 恋におちたら
11 サンセット・レゲエ
12 街へ出ようよ
13 塀の上で
14 モナリザの微笑み
15 I LOVE YOU
16 真赤な太陽
17 コーヒーと恋愛
第二部
18 忘れてしまおう
19 白い恋人
20 JET
21 知らない街にふたりぼっち
22 96粒の涙
23 雨の土曜日
24 愛と笑いの夜
25 週末
26 サマー・ソルジャー
27 海岸行き
第三部
28 浜辺
29 ブルーのこころ
30 シモーヌ
31 七月の宇宙遊泳
32 真昼のできごと
33 スロウライダー
34 あじさい
35 夜の行進
36 FIRE ENGINE
37 砂漠
38 時計をとめて夜待てば
39 星を見たかい?
40 ラブ セレナーデ
41 24時のブルース
42 東京
43 東京 2006 冬
44 夢を見ていた午後
45 成長するってこと
46 愛のかけら
47 土曜の夜に
~アンコール~
48 魔法
49 mellow mind

知ってる方は、見てお気づきだと思いますが、第二部は「愛と笑いの夜」発売10周年ということで、なんと全曲再演!うひょー。
おかげで、サニーデイにハマるきっかけになった「白い恋人」を、とうとう生で聴けたー!
…でも、ソカベの声は昔とかなり変わってて、太くなってノイズが増しているので、ちょっと今の声でこの曲は、イメージと合ってないような気がしました…。あれー。ザンネン。
他は違和感なく聴けたので、きっとこの曲への思い入れが深すぎるのでしょうね。
途中、なんか気持ちよくなって、うとうとして、思わず前の人に頭突きしそうになってましたが、それぐらい夢のような時間でした。
いやー、おなかいっぱい。胸いっぱい。

東プレ RealForce106UB

東プレ RealForce106UB

使用していたキーボードの、「Enter」と「BackSpace」という、かなりキモなキーが、最近どうも接触が悪くて、まるで使えないってわけじゃなかったんですが、ストレスがたまるので買い換えました。
 
 
せっかくなので、前から欲しいなぁと思っていた、名機と名高い東プレのRealForce106UBを購入。
 
20070210_key2.jpg
20070210_key1.jpg
 
う~ん。カッコイイ!!
なんと、全キーを同じ感触で押せるよう、小指で押すキーと人差し指で押すキーで、押すのに必要な力を変えているというこだわりよう。
使ってみた感じは、拍子抜けするぐらいの軽いキータッチ。
今までのFILCOのキーボードは、かなり重めだったので、その落差に一瞬戸惑いましたが、確かに長時間打ち続けるのなら、こっちのほうが断然楽だと実感。
これはちょっと店で触ったぐらいではわからないでしょう。
 
 
 
そして打鍵音。
僕はメカニカルキーボードと呼ばれる、カチカチッという音が大きく響くキーボードを好んで好んで使っていました。
そのほうが、ノってくるからです。
 
 
カタカタかカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
と、高速ストロークを続けていると、だんだんリズムがついてきて、自分の打鍵音に恍惚としてくるわけです。
きっと走り屋さんが、自らの車のエンジン音にうっとりするのと同じなんだと思いますが、僕もだんだんテンションがあがってきて、そうするとなぜか攻撃性も増してきて、サディスティックな高揚感が襲ってくるわけです。
「んー、どうしたんだい?
 そんなに『;』がほしいのかい?
 だったら叩いてあげるよ。ほら!」
 
 
 
…カチ。
 
 
 
  
 
 
でも、そんな歪んだ嗜好性を否定するかのように、REALFORCEは静かに黙々とマシンに文字を伝えます。
カサカサカサ。
 
これが最初は、ものすごく物足りない。
肉の無い牛丼いぐらい物足りない。
バイトの店員がやってるハチぐらい物足りない。
 
もっと刺激を!と最初は思うのですが、だんだんコイツの静かさになれてくると、こっちが心地よくなってくるのです。
なんとなく悟りを開いた感じです。平和が一番だよね。って。
 
 
そんなわけで、これからは僕は、RealForceちゃんと末永く穏やかに仕事していきたいと思います。(・∀・)

「失われた町」三崎亜記

「失われた町」三崎亜記

久しぶりの読書エントリ追加。
「となり町戦争」の三崎亜記さんの新刊を読みました。
  

30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。「消滅」によって人生を狂わされた人々が、運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。消滅を食い止めることはできるのか?悲しみを乗り越えることはできるのか?

面白かったー
 
町が消失するという設定も斬新なんだけど、それ以上に、その消失によって、大切な人と突然会えなくなったとしても、残された関係者は、決してそのことを悲しむことは許されていないという設定がイイ!(・∀・)
おかげで安易なお涙ちょうだい本になってないと思います。
  
 
むしろ自分と関係のない他者の痛みを、自分の問題と感じられるかどうかを問うているというか、さらにつっこんで、安直なボランティアイズムへのアンチテーゼを登場人物の視点を通じて提示してみたりと、なかなか奥が深かったです。
世界や国という大きな単位においても、会社のような小さな単位においても、消滅順化しちゃいかんよ。
内なる町を持たなきゃ。そんなことを突きつけられているように感じますた。
 
まあ、あまりにも村上春樹の稀代の名作、「世界の終わりと~」を感じさせてしまうし(やー、もしこちらを読んでないなら今すぐ書店に走ることをオススメします!)、構成がかなり荒っぽくて、話に無理を感じるところが端々に残るなど、完成度はそれほど高くないと思うのだけど、やっぱこの作家さん、イイと思います。うん。
でも直木賞はさすがにだめだったかぁ。
しかしまあ、こりゃ次作も期待ですわ!(・∀・)