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月: 2006年8月

「のだめ」が面白すぎる件について

「のだめ」が面白すぎる件について

久々に、少女漫画などに、どっぷりハマってます。

のだめカンタービレ
もうヤフオクで全巻揃えちゃおうかって勢い。
面白すぎですよ。これは!!(・∀・)
もうすぐドラマ化されるらしいですが、たしかにドラマ化に向いてるかも。
 
 
話の筋としては、主人公の女の子「のだめ」こと野田恵は、音大のピアノ科に通う変人。
頭もろくに洗わないような汚いキャラで、部屋は常にゴミため状態。
対して隣に住む千秋真一は、有名ピアニストを父に持ち、天才的な音楽的才能を持ちながらも、飛行機恐怖症のために海外留学やコンクール出場もできず、国内でただ腐っている指揮者志望の超イケメン音大生。しかも金持ちで家事もうまい。(このあたりが少女漫画ですねー)
この二人を軸にした、若者たちの成長物語といった感じです。
ついつい応援しながら読んでしまうあたり、僕もオッサン化してるのかもしれません。
でもって「あー、ちゃんと楽器習ってたら良かったなぁ」と思ったり。
 
 
 
僕自身は音楽についての専門的な知識は全く無いのですが、姉がチェロをやってたこともあって、一時期どっぷりとクラシックを聴きまくってたこともあって、知ってる曲が多くて楽しめましたが、特にクラシックを知らなくてもハマるんじゃないかなーと思います。
まあ、とにかくギャグがツボります。
「動物のお医者さん」なんかでケタケタ笑ってた人は、まずハマるかと思います。
とりあえず僕はガハガハ声を出して笑ってしまうので、あまり人気のないところで読む必要ありです。
っつーわけで、のだめトークできる人募集中です(・ω・)ノ

男だらけの京都旅

男だらけの京都旅

大学時代のゼミの同級生、やまもと先生とuedoと3人でサイクリングに行ってきました。
彼ら2人はもともとチャリ好きで、ちょくちょく行ってたようなのですが、僕も最近チャリンコを買ったので、お仲間に加えてもらったのです。
前日のうちに、やまもと先生に車で迎えに来てもらいましたが、着いた途端、ちこさんからメール。
「8chにaikoタン!!」
慌ててつけると、「僕らの音楽」にでてるー!
ちこさんGJ!!
いっや~。人の家で30分悶えてました。(;´д`) ハァハァ。
でも声の調子がも一つだったような。。。
そして先生、なんとまた僕の好物「ソフトコーヒー」をご用意頂きました!
20060820_soft.jpg
ありがとー!!
あ!1つ飲むの忘れたー!
 
さて翌朝、9時過ぎに京都国際会館集合し、目指すは大原・鞍馬。
今回のコースはこんなかんじでした。
20060820_map.gif
全行程39km。。。
死ぬかと思いました。
初っぱなから走っても走っても上り坂で、ゲロ吐きそうになって、大原に着いた時点で引き返そうかと思ったぐらい。
こんなにキツいことはそうそう無いな~。
でも大原から鞍馬までは、ずーっと緩やかな下り坂で、これが超気分爽快!!!
もうツール・ド・フランス気分になれました。
このへんで、この日の最高速度49km/hをマーク。こわー。
 
 
 
【大原三千院】
20060820_ohara1.JPG
その昔「京都大原三千人 恋に破れた女が一人」ってそら耳。
観光客だらけの大原に、女が一人なのかと思ってたら、全然違うかった事に気づいたのは、もう10年も前の話。
20060820_ohara2.JPG
これ、ぜんぶコケ。杉苔。すごい。芝生みたい。
たしか銀閣には、「良い苔。普通の苔。邪魔な苔」の見本が置いてあって、確か杉苔は良い苔だったと思いますw
 
20060820_ohara3.JPG
ナゾ。なんか変なカンジ。
 
【鞍馬寺】 
20060820_kurama.JPG  
とにかく山でヘロヘロ。
山頂で異常に疲れているので、
「こいつら、なんでそんなヘバってんねん?」
って感じだったと思います。
ちがう。俺たちはここに来る前からヘロヘロなんだー。
というわけで、ひっじょーにしんどかったわけですが、喉元過ぎればなんとやら。
翌日になって思い出すと、なかなか楽しかったです。
おふたりまた連れてってくれー(・ω・)ノ
つか、やまもと先生、ほんと遠路はるばる送迎頂きましてありがとうでしたm(_ _)m

オフィス移転

オフィス移転

仕事カテゴリの更新も相当久しぶりです。。。
やっとオフィスを移転しました。
といっても5階から6階へ移っただけですが(・ω・;)
 
 
でも広くなったし見晴らしがとってもイイ!!(・∀・)
 
今回も大阪の社員みんなで荷物を運んで引っ越ししました。
暑い中お疲れ様でした!
20060814_002.JPG
旧オフィスにて全体写真
 
20060814_001.JPG
引っ越し直後の惨状
で、15時くらいに終わりまして、酒やら酒やら食べ物やら色々買い込んで、新しくできたリフレッシュルームで打ち上げしました!
20060814_003.JPG 
 
 
 
しかしまあ、思えば南森町のおんぼろビルに8坪の事務所を借りたのが4年前の8月。
それから、2年前の9/14に、今のビルの5階に引っ越してきたのでした。
そのときは、監獄から御殿に移ったんじゃないかってくらい広く立派に感じで、それがものすごく嬉しくて仕方なかったのですが、それと同時に、いやいや、こんなんで喜んでなくて、ここも早く引っ越せるようじゃなければダメだなぁと感じたのです。
 
 
そこで2年前のフクログに、

思えば2年前も、南森町の事務所を程よい大きさと感じました。
また暫くして、今回の事務所を「せっまいなぁ」と言えるよう、新たな場所で心機一転頑張っていこうと思います。

 
なんて書いたわけですが、そのときはだいたい頭の中で、次も2年くらいでいけたらいいなぁと思ってまして、それが無事に達成出来てよかったです。
お取引先の皆さま。社内で頑張ってくれている皆さん。
会社を取り巻く全ての人のおかげだと思っています。
本当にありがとうございます。
 
  
 
そして今回も、前回感じたことと同じ事を思います。
またこの事務所が狭いと感じられますよう。
 
  
 
もちろん会社って大きくなれば、それでいいってもんじゃないとは思います。
小さくてもスゴイ会社だってあるし、大きくても反社会的な会社なんかは無くなった方が良いわけです。
でもやっぱり、せっかく仕事をするなら、世の中にとってあってもなくてもいい会社の中でそれなりに満足しているんじゃなくて、あると便利な会社、もっと進んで世の中にとって無くてはならない会社にしたいと思ってます。
そこでは、やはり規模というのは重要な指標の一つだと思うのです。
 
 
もちろん大きくなることは良いことばかりじゃない。
最近、そのことも痛感します。
 
でも、そういう苦労をしてでも「良い会社」を作りたいという気持ちが萎えることはありません。
みんなで苦労しながら、答えはないけど「良い会社」ってのを探していきたいなぁと思う次第です。
 
 
しかし次も3倍の広さにすれば、270坪ですか。うわ。
なんでもそうですが、同じ倍でも、1を2にするのと10を20にするのは難しさが桁違いですよね。
きっと次も同じスピードで倍にしようと思ったら、今まで以上に頑張らないといけないです。
どうぞ皆様、今後ともお力添え下さいますよう、宜しくお願いいたします。m(_ _)m
さー、気を抜かずに張り切っていきましょう!
おりゃおりゃ。

「30代未婚男」

「30代未婚男」

急増する「30代未婚男」。彼らはなぜ結婚しないのか?「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」…。彼らの現実をインタビューしながら、30代の本音と未婚問題の構造を探る。

もうすぐ30代という時期に目の前に現れたので、ついつい手に取ってしまいました。

男性の生涯未婚率は、1980年には2.60%だったが、(中略)2000年には12.57%に達しているのである。1980年のだんかいでは、女性の未婚率のほうが4.45%と上回っていたのだが、(中略)2000年の女性は5.82%にとどまっている

ほぉほぉ。負け犬とか言うてますが、男の方が結婚しなくなっているのですね。
で、なんでやねんというのを分析しようと試みているのが本書。
まあ格差の拡大とか、オタク化とか、色々と理由は挙がってるんだけど、面白かったのは希望年齢のミスマッチという以下の部分。

実は男性は自分の年齢があがっても、相手の女性に求める年齢は上がらないのだ。(中略)男性は31歳を過ぎると年下の女性との結婚願望が強くなり、40歳を超えるとすくなくとも5歳以上若い女性と結婚したいと考えているという。(ところが)男性が7歳以上という夫婦は1割しかおらず、同年齢や年下の男性と結婚する女性が増えている。実は男性も女性同様に年齢が上であることが結婚相手という点ではマイナス評価であるのだが、未婚男性にはそれがよくわかっていない。

 
 
わはは。
いつまでも自分はいけるとおもって余裕こいてたら、すぐに君も賞味期限切れですよ!と言われてしまいました。
うん。確かに。(´・ω・`)

「旅の極意、人生の極意」大前研一

「旅の極意、人生の極意」大前研一

世界的経営コンサルタントの発想の原点は、若き日の添乗員時代にあった!
「添乗員・大前研一」が案内する15のプレミアムツアーから学ぶ、大前流・人生を豊かにする技術。

旅心を誘いすぎる一冊。
どれも行ってみたいみたいなぁ~。
チェコ行ってビール飲みたい!
オーストラリアで砂浜爆走したい!!
はぁはぁ。
 
しかしまあ、どれも非常に興味をそそる旅ではあるのですが、大前さんが本書で言ってるスタイルにも、本当に共感できます。

旅を楽しむためには、まとまった休みも必要だし、それ相応のカネだってかかる。(中略)「休みを取るのが大変だ」「少し贅沢かも」などと、つまらない尻込みだけはしないでほしい。そうやって先送りしている間に、時間はどんどん過ぎていってしまうのだ。ようやく余裕が出てくる頃には、精神的にも肉体的にも人生を楽しめなくなっている、などと言うことは断じて避けねばならない

うん。避けねばならない!!(・∀・)
要するに良く働き良く遊べってことでしょう。
僕も人の3倍くらい働いて、人の2倍くらい遊びたいです。
良い景色をいっぱい見れるようにがんばろー。(・ω・)ノ
全然関係なく旅行つながりで連想したのですが、最近僕の芸能人ランクで超アツいのが、世界ふしぎ発見でミステリーハンターやってるこの人
numeri風に「マイ芸能人ランキング」をつけるとしたら、ゲーム差200,000でぶっちぎりです。あ、aikoタンは別ね。
もっと売れていっぱいテレビ出ればいいのに。ってか、ブレイク必至とみた!

「MOMENT」本多孝好

「MOMENT」本多孝好

死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望―。静かに胸を打つ物語。

ウマイ!!(・∀・)
 
 
いやー、話の展開がうまいうまい。
 
 
本多さんは、手に取る本がとっても近いひろさんお気に入りの作家さんなので、ずっと気になっていまして、やっと手に取ったのですが、いやー、こりゃいいや。
あらすじだけ見たら、入り込めないぐらいキレイすぎる話ばかりなのかと思いきや、全然そんなことはなくって、連作集みたいなかんじの短い話のあつまりなんだけど、結構重い終わり方をする話もありました。
それでも、読後感は清涼。
読み始めの「ああ、こういう話か」って先入観は、随所でうまいこと外されてしまいました。
文句なしにオススメの一冊。
 
 
というわけで、あと一作ガツンとくれば、お気に入り作家さんリスト入りは間違いなしですが、むむむ、ちょっとのこりはパンチが弱かったかな。
 
 
 
他に読んでみたのはこの辺。 
程よく良いけど「MOMENT」ほどではないか。
 
 

小さな広告代理店に勤める僕は、大学生の頃に恋人・水穂を交通事故で失い、以来きちんとした恋愛が出来ないでいる。死んだ彼女は、常に時計を五分遅らせる癖があり、それに慣れていた僕は、今もなんとなく五分遅れの時計を使っていた。最近別れた彼女から、「あなたは五分ぶん狂っている」と言われたように、僕は社会や他人と、少しだけずれて生きているようだ。
 そんな折り、一卵性双生児の片割れ「かすみ」と出会う。「かすみ」と「ゆかり」は、子供の頃、親を騙すためによく入れ替わって遊んでいた。しかし、それを続けるうち、互いに互いの区別がつかなくなってしまったという。
 かすみは、双子であるが故の悩みと失恋の痛手を抱えてていることを、僕に打ち明ける。
 そんな「かすみ」を支えているうち、お互いの欠落した穴を埋めあうように、僕とかすみは次第に親密になっていく――。

設定はありがちで、文体はハルキ的で、だけど、あまりにそれが徹底していて、逆に心地よかったです。
日曜の昼下がり川の見えるカフェで、ちょっと感傷的な気分になりながら、一人読むには非常に良い選択でした。
虫の居所が悪ければぶん投げてた可能性も否定できないですが。w
 
 

人が死に杉。
登場人物を殺すことで喪失感や非日常を演出するのは安易でイクナイ(・∀・)
しかもそれに超能力とかタイムスリップとかは、もう僕が一番ダメなパターン。
さすがに人格は乗りうつらなかったけど。w
それでも最後の短編「シェード」はかなりいける。や~。良い話だった~。
街のイメージはなんとなく寝屋川の商店街が出てきました。なんでやろ。
 
 
次の「MISSING」に期待!

「ワイルド・ソウル」垣根涼介

「ワイルド・ソウル」垣根涼介

一九六一年、衛藤一家は希望を胸にアマゾンへ渡った。しかし、彼らがその大地に降り立った時、夢にまで見た楽園はどこにもなかった。戦後最大級の愚政“棄民政策”。その四十数年後、三人の男が東京にいた。衛藤の息子ケイ、松尾、山本―彼らの周到な計画は、テレビ局記者の貴子をも巻き込み、歴史の闇に葬られた過去の扉をこじ開けようとする。

舞台が南米なのでってことで、メキシコ旅行のお供に連れて行ったのが本書。
まあメキシコは中米ですが、細かいことはおいておいてw
はじめて読む作家さんなので、面白くなかったらどうしようかと、ちょっと迷ったんですが、これが大当たり。
時差ボケのせいもあって、行きの飛行機と1日目の晩で読み切ってしまいました。
旅に持って行くには面白すぎた!
まあとにかく立ち読みで1章を読んでみてください。
きっと読み切ったときには、そのままレジにむかってるんじゃないかと思いますよ!!(・∀・)
女性描写がちょっと嘘くさい気がして、それだけが気になるところですが、読後感も爽やかで、筆者がきっと取材中に感じたであろう憤りも伝わってくる、とても面白い小説でした。

おれはその相手から受けた恩をおまえに返す。おまえも、このおれから受けた借りをいつかは誰かに返す。そういうふうにして、世界は繋がっていく

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

最近、全然本について書いてなかったので、ちょっと一気に面白かったものをあげていきたいと思います。
 
 

スティーブ・ジョブズといえば、言わずとしれたアップル社のCEO。
以前にご紹介したスピーチも素晴らしかったのですが、あれ、この人ってなんだかシッチャカメッチャカな人なんじゃなかったっけ?そういえば何となくしか知らないなーと思って手に取ったのが本書でした。
この本を読んだ印象としては、やっぱりハチャメチャな人でした。
しかしまあ、絶対無理だと思っていても、この人にやれと言われればなぜか乗せられて、そしてできてしまう。
1000人を前に即興で2時間しゃべり倒しても、話しが終わった後は、ダイナマイトが爆発したような拍手が巻き起こる。
繰り返しそういう場面が描かれているのですが、さっぱりピンときません。
よーわからん。一緒に仕事させてくれw
まあでも、そういう才能って本当に希有なんだと思うし、安易に影響されてもマネできるようなもんじゃないので、僕たちはマイペースで行きたいと思います。もちろんマイペースってのはのんびりする事じゃないけど。
とりあえず感想は一言でした。
事実は小説より奇なり。
この人は亡くなったら間違いなく映画になると思います。