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月: 2005年4月

恩田陸「夜のピクニック」

恩田陸「夜のピクニック」

あの一夜に起きた出来事は、紛れもない奇蹟だった、とあたしは思う。
夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。
三年間わだかまっていた想いを清算すべく、あたしは一つの賭けを胸に秘め、当日を迎えた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。
気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。

良い本。
書店員がもっと売りたい本屋さん大賞受賞ってのはダテじゃないです。
話題になると手に取る気がしない天の邪鬼な僕ですが、これは読んで良かったなー。
 
 
高校生が純朴で頭が良すぎるきもしますが、公立高校の進学校ってこんなかんじなんかな?
だから嘘くさいような、綺麗すぎるような、と感じる人も多いと思います。
僕も実はそう思うんですけど、
「こういうピュアな部分も持っていたんだよなあ」
と思い出せるところが、この本の良いトコと割り切れば、全然これで問題ないっす。
 
逆に、高3あたりで読んでも、僕なら「何をきれい事ゆーとんねん」としか思わなかったでしょう。
若い人に読んで欲しいって声もよくあるようだけど。
 
  
そういえば立命にも、全体行事ではないんですが、衣笠から草津までを夜通し歩く「ナイトハイク」という意味不明の行事がありました。
あれだって、この本みたく昼から80kmもあるかないけど、たいがいしんどかった。
なにより辛いのは、必死で夜通し歩いたのに、草津から京都に戻るのは電車で30分という現実。
圧倒的な文明の利器の前には、人間なんていかに無力かを感じることができますw
 
 
 
恩田陸って、これが2冊目なんですが、結構いいかも。
このGWで、あと3冊くらいは読んでみようかと思ってます。

ゴスペラーズ坂ツアー2005

ゴスペラーズ坂ツアー2005

今日は、大阪城ホールにゴスペラーズのコンサートに行ってきました。
前から、一度は行きたいなーと思っていて、たまたまe+で先行販売に申し込んだら当たったもの。
10分くらい遅れていったのですが、すると入り口で
「招待客でキャンセルがでましたので、宜しければアリーナ19列と交換させて頂きます。」
と言われ、スタンドの後ろのほうが、いきなりアリーナの前方になった。
ホテルで、普通に予約したらセミスイートになったくらいの驚き。
 
 
で、4曲目くらいが終わったところで、メンバーは尼崎の鉄道事故に触れて、全員で黙祷を捧げる1分間を取りました。
こんなに悲惨な事故が起こっている中、演る側として非常に難しい対応だったと思います。
でも、あえてコンサートの流れを切ってでも、会場の全員で黙祷を捧げることを選んだメンバーは、本当に素晴らしいと思います。
本当に、こんなに悲惨な事故が、もう起こりませんよう。
直接関わっていない僕たちでもできることは、無関心にならず、マスコミの情報に踊らされず、再発を防ぐための原因の追求と対策の実施が、本当にしっかりと行われているかを注視することだと思います。
さて、コンサートは、見事なエンターテインメントショーでした。
なんせ歌がうまい(踊りはひじょーに怪しいけどw)
ベストアルバムのツアーだったからか、不勉強な僕でも知ってる曲が多くて、とっても楽しかったです。
いやー、音楽って素晴らしいなぁ~。

古い写真

古い写真

この前、古い写真を整理していたら、懐かしい写真が出てきました。
 
大学時代に、東北へ行ったとき撮った写真です。
岩手八幡平付近の農村地帯で、けっこう大きな国道沿いだったと思います。
 
 
思わず車を止めて写真撮影したものです。
 
 
 
が、喜んで記念撮影したものの、未だに何が言いたいのか、さっぱりナゾなこの写真。

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柴崎友香を読み漁ってみる

柴崎友香を読み漁ってみる

週末に「きょうのできごと」の原作者、柴崎友香を纏めて購入してみました。
青空感傷ツアー
ショートカット
フルタイムライフ
僕の本の読み方は、気になる作家を見つけたら、まず打診買いしてみます。
その感触が悪くなかったら、複数まとめ買いして。ハマったら全冊購入するのがパターン。
・・・なんだけど、この作家に、その方法を使ったのは間違いだったなあ。
この人の書く雰囲気は好きなんですが、基本的にクライマックスとかは無いようなので、続けて読むと飽きちゃいました。
きっと、ミステリーやらの狭間に読めば、癒されて良いのでしょう。
そういう作家さんだと思う。
フルタイムライフ」は、本町らへんに勤め出す新社会人OLの1年間の話でした。
主人公がオフィスにあるホッチキスの針はずしを初めて使って「こんな便利なものがあるなんて知らなかった」と言って感動してる場面なんかは、
「あー、そういう感動って、そういえば俺も働きだしたときあったよー!」
と、遠い昔の感動を思い出しました。
僕は、パンチにアジャスターがついてるのも、感動した気がする。
「真ん中で折って印つけてからパンチせんでええんやー!」
って。
机の上に印刷した資料を、順番に並べて置いて、何人もの人が1部づつ取りながらぐるぐる回って会議冊子作ったりするのも感動したなあ。社会人っぽい!!(・∀・)とか。
そういえば最近、その手の感動が少ない。
感性が鈍ってんだよなー、きっと。(´・ω・`)
 
 
さて今週は恩田陸に初挑戦なり。おもろいかな。どーかな。

コンスタンティン

コンスタンティン

コンスタンティン」を見ますた。
周りで熟睡してる人も散見され、終わった後にエレベーター付近で、「何コレ?」「ワケわからん」と言ってる人も多数いました。
女の子に「ごめんなー」と言ってる男もいたなぁ~。
僕は、ボロカス言うほど嫌いじゃないけど、まあもう一回見たいかと言われれば、見ないかな。
上映始まったばかりだから、筋には触れないですが、とりあえずキアヌはカコイイ!!(・∀・)
話にキャラが良く合ってました。
 
 
 
 
関係ないですが、大丸で食べそうなくらい時計見てたら、カタログ貰いました。
やばい。もう止まらないかも。
でも機械時計って買ったことないのです。
壊れやすさとかどーなんだろ。
しょっちゅう修理とかやだなあ。
うーむ。

鷺沢萠一周忌

鷺沢萠一周忌

mixiを見ていて思い出したのですが、11日は鷺沢さんの一周忌でした。
去年に訃報を聞いたときは、本当にショックだったなあ。
あれから、もう一年も経つのですね。。。
 
 
「作家になりたい」というのは、本好きならかなりの割合で一度は抱く憧れだと思います。
ご多分に漏れず、僕も高校生の頃に、そう思ったことがありまして、僕の場合、その憧れは鷺沢萠と池波正太郎の二人に頂きました。(よく考えるとヘンな組み合わせだなあ)
思えば、ふにゃふにゃ遊んでばっかりだったのに、小論文と英語なんていう無謀な倍率の胡散臭い入試をかいくぐって、無事に大学に受かったのも、高校の時に鷺沢さんの文章を何度も何度も読んで、たまにはちょっとマネしたりしていたおかげかもしれません。ありがたや。
そんな風に彼女の文章は、昔からいつも僕の憧れであり、きっとこれからもお手本であり続けるのだろうなあと思います。
いつか彼女のように美しい日本語を綴れるようになりたいものです。本当に。
って、佐藤竹善の声で歌いたいと思うくらい、叶わない憧れなんでしょうけど(笑)
鷺沢さん、どうか安らかに。
はあ、もう新刊でないんだと、またも実感。
しょぼーん。

受付電話

受付電話

来週の月曜日から、新しい人が入ってくるので、電話の増設と、あわせてエントランスに受付電話を設置しました。
受付電話は、ヤコブ・イェンセンT-3
カコイイ!!(・∀・)
でも、設置したら、なんかビミョーな気もする。
まあいいや。
entrance.jpg
 
 
 
それにしても、ビジネスホンの設定は、何度やっても慣れないなぁ。
こんなにややこしいのは、N○Tの既得権益保護のためなんだろうか・・・。
GUIで設定ツールつくれよなあと、つくづく思います。
文句言うなら業者に頼めばいいんだけど、やたら高いからもったいないんだもん。(´・ω・`)
かといって、そうそうあることじゃないから、誰かに引き継ぐ気にもなりません。
言語1つ覚えるくらいややこしいし。
うーん。電話工事の価格破壊モトム。

辛口料理ハチ

辛口料理ハチ

今日、ハチに行った。
ハチ・・・。
それは、辛口料理。
知る人ぞ知る激辛カレーの店である。
  
「関西随一」
「殺人的」
「昼から酒をしこたま飲んで、長時間セックスしたような」(室井佑月
多くの人が、様々な言葉でハチの辛さを表現しているが、大げさでなく本当にハチは辛い。
どれだけ辛いのか。
 
僕も、初めてハチを食した時の体験を、拙筆ながらレポートしてみたいと思う。
 
 

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