「国境の南、太陽の西」村上春樹

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バブル絶頂期(1988年 – 1989年頃)の東京が主な舞台。

僕は一人っ子と言う育ちに不完全な人間と言う自覚を持ちながら育つが成長と共にそれを克服しようとする。結婚、「ジャズを流す上品なバー」経営の成功などで裕福で安定した生活を手にするが「僕」の存在の意味を改めて考える。そんな時にかつて好きだった女性が現われて―。

先日初めて神戸空港に行きました。
雨でした。
人気の少ない神戸空港で、なぜかこの本を思い出して、帰ってから読み返しました。

雪の降りしきるあの小松空港のことを何度も何度も何度も思い出した。何度も繰り返して思い出しているうちに、その記憶が擦り切れてしまえばいいのにと思った。

もう、この本を読むのは4回目くらいかな。
僕にとってのハルキ小説最高傑作です。
なんて言ったら世のハルキストに (゚Д゚)ハァ? (´,_ゝ`)プッ って言われそうですが。
この小説には昔から妙に僕の中の何かを震えさせる力が潜んでいます。
別に一人っ子でもなければ、好きだった幼なじみと再会なんてこともないのだけど。

逆にこれからは、この本を読むたびに、雨の神戸空港も一緒に思い出すんだろうな。。。

fuku

8件のフィードバック

  1. 工エェ!個人的駄作No.1なんですけど…
    村上春樹の傑作といえば、ネジまき鳥か世界の終わりとハードボイルドワンダーランドだと思うのです。
    そうそう、時間があるのならば忘年会しましょー。

  2. 結構、好きな方に入る。
    雨の日に、音楽を聴きたくなる。
    1番は『ダンス・ダンス・ダンス』!!
    ユキに恋してしまいそう。

  3. こんにちわ。
    だいーぶ前に何度か書き込みをさせていただいた
    しんしんと申します。
    ハルキネタだったのでつい書き込みを。。。
    私は結構好きですよ~3本の指には入ります。
    ハルキさんの本はファンタジー系の方が好きなんですが
    これはこれで大好きな1冊です。

  4. >T村K様
    > 駄作No.1なんですけど.
    そうおっしゃる方、結構多いですよねぇ(´・ω・`)
    そのときの感情や立場によるところもあるので、意外に読み返したらハマるかもですよ!
    >たわけ氏
    おー。そういえば好きだったねー。
    雨の日に音楽聴きたくなる、わかるわー!
    俺はエッセイ入れたら「遠い太鼓」がダントツです。ううっ、遠い太鼓が呼んでるー。
    >しんしんさん
    お久しぶりです!(・∀・)ノ
    同調いただきまして嬉しいです!!
    これは本当に好きと嫌いがぱっくりわかれますよねー。
    ぜひblogで書評書いて下さい!(・∀・)

  5. 何度読んでも切ないなあ。
    フランス語名、ありがとうございます。
    これは翻訳されて無かったね。

  6. >まあちゃん
    うん。切ないなぁ。(´・ω・`)
    あれ、フランス語訳あるでー。
    「Au sud de la frontiere, a l’ouest du soleil」
    わ、わからん。。。

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