リマ-クスコ

日本から乗り継ぎを繰り返し、夜中の22時に、やっとこさリマのホルヘ・チャベス国際空港に到着!
いやー、夜なのに、人が多い多い!
 
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けっこう危険と評判の悪い空港なので、今回も1泊目の宿は日本人宿にして、送迎をお願いしました。
あ、日本人宿というのは、海外で日本人専用、または主に日本人が泊まるような旅館です。
わざわざ外国まで行って日本人と群れやがって思うかもしれませんが、日本人のスタッフに色々きけたり、旅行が終わってこれから帰る人と情報交換できたり、これまで泊まった人の書いている情報ノートが置いてあったりと、まあ忙しい社会人個人旅行者には便利なところです。
 
リマに日本人宿いくつかあったのですが、選んだのは「ペンション当山」。
ここで、日本から、空港送迎と1泊目、さらには翌日のクスコ行きの飛行機の手配をお願いしておきました。
メキシコ行ったときも同じように手配していたのに、会うことが出来なかったので、今回は大丈夫かと冷や冷やしていたのですが、あっさり宿の看板持ってる人が見つかりました。
 
幸先イイ!(・∀・)
 
 
着いてみると、宿はものすごく綺麗。
オーナーのぺぺさん、日本語ぺらぺらで親切。
やー、かなり居心地良いです。
 
 
でも、激しく疲れていたので、その日は即就寝。
 
 
 
翌日は、同じ便でクスコに向かうという、50代くらいのご夫婦に宿でお会いしたので、宿からクスコまでご一緒することに。
彼らは、サンフランシスコ在住30年で、今まで旅行した国は30ヶ国超という猛者ですが、南米は初めてだとか。
結局、何をされている方か訊けなかったのですが、まあ世の中には色んな人が居ますねえ。
 
 
タクシーで空港に行き、飛行機に乗って着くと、そこはクスコ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!。
地球のヘソですよ!
(クスコはインカの言葉でヘソという意味らしいです)
 
空港では、インカな格好の人たちが出迎えてくれます。
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街並みも綺麗。
レンガな街です。
さすがペルーの京都と呼ばれる(ほんまか?でも実際姉妹都市)だけあります。
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…息が苦しいっっ。
さすが海抜3600m。
ほとんど富士山のてっぺんです。
もう着いた瞬間から、息苦しいのがわかります。
 
 
ハァハァ。(興奮してるわけじゃないです。w)
 
 
ここで、いっしょだったご夫婦は宿のお迎えが来ていたのでお別れ。
さて、自分はどうしようか。
 
 
「地球の歩き方」によると、日本人宿がクスコにも2軒あるようです。
まだペルーについて1日も経っていないので、また日本人宿で情報収集するべく、そのうち1軒の「ペンシオン花田」へ向かうことに。
そこで空港から乗ったタクシーの運転手が、今回のポンコツな出会い1号でした。
その名をアントニオ。
「ワタシ、ニホンゴハナセルネ。」
「あー、お上手ですねー」
「ハナダ、サムイヨ」
「え?」
「イイ宿知ッテルネ」
「いや、とりあえずハナダに行きます。」
「ワカリマーシタ。ツアー、イパーイアリマス」
「はぁ」
「ワタシ、アナタノチカラニナリタイ」
「(セコムのCMのペヨンジュンみたいだな…)」
「ダイジョウブ、アヤシクナーイ。」
「(それが怪しいっちゅーねん)」
「コレミテ。ダイジョーブ。」
と、渡された、一冊のノートには、「○月○日 アントニオさん、ありがとう」みたいなのが、並んでいるノートが。
面白そうなので、良く読んでみると、要するに、この人は日本語を話せるので、旅行代理店との交渉などを代わりにやってくれます。
そこに、1割程度を上乗せするみたいで、お願いして結構便利でした、みたいなことがいっぱい書いてました。
ふむふむ。
たしかに1割くらいなら語学力を活かしたまっとうな商売と言えます。
風貌的に、ただのぼったくり野郎かと思っていたので、ちょっと見直す。
 
兎にも角にも、他のドライバーならわからないような小さなお宿であるペンション花田を知っていて、さくっと行ってくれました。
何回かタクシー乗ったけど、宿名だけでわかったのはこの人だけ。
さて、無事に宿の前に着くと、
「アシタカラドースル?」
「やー、何も考えてません」
「17時マチアワセマショウ。ツアー紹介スルネ」
「別に良いけど、何も頼まないかもしれませんよ」
「ワカッタ。17時ココネ!」
ということで、待ち合わせることに。
ま、いっか。
そして宿には無事にチェックイン。
大きなお利口なわんこが居ました。
名前はムサシ君。
20070517004.JPG
コジロウという名のぬこも居るらしいですが、一度もお見かけすることはありませんでした。w
さて、この宿の管理人さんがとっっってもいい人でした。
だいたい日本人宿の管理人さんというのは、オーナーとは別で、宿泊客のお世話をしてくれる人。
多くは宿代を浮かすために手伝っている人で、この人もご多分に漏れずそんな人。
なんでも南米のインディヘナの子供たちに折り紙教えて回ってるんだとか。すごい。
そんな人なので、商売っ気があるわけでもなく、心の底から親切にしてくれました。
かなり空気が薄くて、高山病が心配になってきていたので、マチュピチュの麓の村のアグアスカリエンテスは標高低い(2200m)って聞きますが、やっぱり楽ですか?って聞いてみました。
すると、高山病は着いた日の夜から朝がヤバイから、今日のウチにアグアスカリエンテスまで行っちゃうと楽だよ、と言われました。
え?そんなことできるの?
たしかクスコ-アグアスカリエンテス間は、朝の電車しかなかったはずでは?
すると、こんなお話しでした。
・確かにクスコ-アグアスカリエンテスは朝しか電車がない
・でも途中のオリャンタイタンボという駅までバスで行けば、そこからアグアスカリエンテスまで行く夜の電車がある。
・そしたら明日は朝からマチュピチュ見れる。
・電車は予約制なので、電車のチケットはクスコで押さえていったほうが良い。(ワンチャック駅で買える)
・1泊分の荷物持って、あとはここに荷物置いていったら楽だよ
 
 
ふむふむ。
高山病の心配も減って、マチュピチュも長く見れる!
これはイイです。
早速荷物を預けてアグアスカリエンテスに向かうことにしました!

fuku

5件のフィードバック

  1. インカな人々がいい感じですなー。
    メキシコってそんなに日本語つじるのか。いいな。
    イギリスはさっぱりつうじないわ。
    一ヶ月いて2回くらいしか日本語しゃべってない。
    ムサシ君はほんとに賢そう。コジロウ君は決闘で・・・?

  2. いろんな人との出会いがあって、
    素敵ですね☆
    そして、絵葉書のような写真!
    実際に、その地を踏んだなんて、
    うらやましぃ~~~。

  3. >やまもと先生
    イギリスは通じなさそうだねー。
    やはりペルーに来る東洋人っていうのは、日本人が多いみたいです。遺跡が好きなんかもねー。
    コジロウ、えーっ。w
    >ハマティさん
    この旅では、本当に色んな人に助けられましたねー。
    逆に日本に来た旅人には、親切にしてあげたいと思うばかりです。

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