包丁
100円ショップで買った包丁が、あんまりにも切れないので、前から気になっていた、天神橋筋三丁目の『國重』に行ってみました。
刃物店というだけあって、包丁だけでなく、ハサミや彫刻刀まで置いています。
種類があまりにもたくさんあって、考えてもよくわからないので、「料理包丁ください」と言ってみたら、四種類くらいだしてもらいました。
その中に日立青紙を使った包丁を発見。
おおお。そりゃ刃物といえば安来鋼だべ、と、つい衝動買い。
「錆びるよー」
と、店のおじさんに言われ、
「んじゃ、砥石も」
・・・って、ちゃんと使うんか、これ?
しかし、使ってみると、おおお、さすがに100円ショップの包丁とは、比べものになりません。
で、次の日。
食って眠くて、ほったらかしていた包丁が・・・。
アチャー(ノ∀`)
早速、砥石で研ぐことになるとは思いませんでしたorz
あ、そういえば誰か、たたらの回のプロジェクトX撮ってないですかねえ。。。
見ようと思って忘れてました。
ショボーン(´・ω・`)
うざーΣ(´~`;)
さすがお約束の男。笑
プロジェクトXのたたらの回は先日再放送
してるのを見たけど、録画はしておらず。残念。
なーにやってんだw しっかしホンマに切れ味よさそう。職人の仕事って自分で確かめた時ホンマに感動するもんな~。
先が思いやられますね~ (笑
すいません、大爆笑しました。
あれ、鉄って焼が入ってると錆びやすくなるんでしたよね。
さすがに包丁に防錆油をかけるわけにはいかないですしね。
と、かつて焼入れ屋さんに就職していたのに、忘れてしまっている。
すごいですねーーー!
一晩でこんなに錆びるとは>_<
でも、すっごく笑えました♪
良い鉄なんですねーヘェ~
水分をふいておいたら良いんですか?
>ちえこさん
うっせー
>tame
うん。よー切れる。
今度料理させたるでw
>もみやまさん
手がかかるだけに、なんか愛着湧きそうな予感でございます(*^^*)
簡単な研ぎだと、そんなに難しくないのですよ。
あ、そういえば今日、I田とO山さんとランチしましたよー。
>田中およよNo2さま
そうですそうです。たしか炭素濃度がむにゃむにゃ。
焼き入れも懐かしい響きです。
えーっと、焼き戻しと焼き鈍しが違うんでしたっけ。
と、僕も元特殊鋼メーカー社員とは到底思えない知識レベルになっています。汗。
>MOKさん
いやー、僕もびっくらこきました(+_+;)
「青紙は、良く切れるけど、良く錆びるよ」と刃物屋の主人が言ってた通りです。
使った後は布で水分を拭いておけばいいらしいですが、それでもどうしても錆びてくるそうですねー。
日常は軽く研いで、切れにくくなったら刃物屋に出すそうです。1回700円くらいだとか。
「良く錆びるよ」レベルが予想以上ですね^-^A
>1回700円くらい
微妙に、大人の贅沢を感じましたw
男の人で、こういうメンテして、お料理もされてるのカッコイイですね!
>ふくさん
おおーー。今度ランチに混ぜてください。
豊中で待ち合わせでお願いします。(無理ですね)
鋼は純度が高ければさびないんだけど、不純物が多いと錆びる。
ちなみに炭素含有量が多くなると鋼から鉄になる。
しかしひどい錆びかただな。
鋼の純度が悪いんだろうなー。タングステンやクロムをちょこっと混ぜたくらいではだめなんだろう。
こりゃ普通のステンレス包丁がいいなー。
記憶を振り絞りましょう。
焼き戻しと焼きなましは違います。
焼き戻しは焼きいれをして、固くなりすぎた鉄に粘りを持たす工程です。
焼きなましは色々な種類があります。
一番は内部応力の除去が目的です。
鉄を無理やりやわらかくします。
さらに加えて、焼きならしというのがあって、これは鉄の本来の性質に戻す処理です。
つまり、結果として均一化をするので溶接なんかでできた跡にこの処理が行われていると思います。
確か、こんなものだったと思います。
間違いがあったら、誰か指摘してください。
誰か、指摘…してくれるかなぁ。
よーこんな商売してたなぁ…
>MOKさん
> 微妙に、大人の贅沢を感じましたw
確かに…。よく考えたら昼飯1回ですね~。
節約のためにも包丁研ぎの練習しよっと(^^;)
>もみやまさま
んでは、今度はニクにしましょう。南森町でw
>あもんさま
あれ?硬度出すために炭素量を増やしてるから錆びるんですよね?
タングステンとか、久しぶりにききました。
「くろもり」とかも、連想で思い出しましたよ。
新種のヤモリでしたっけw
>田中およよNo2さま
たぶん合ってます。たぶん・・・。
そういえば焼き鈍しを歪み取りって言ってましたけど、あれは社内用語?鉄屋さんの共通語だったのかな。
何回技術の人に教えてもらっても、残留応力だけは、いまいちピンとこなかったです。
うっうっ…(泣)
忘れてしまったんだね、なにもかも…
>あもんさま
バッチリ覚えてますよっっ。
残留応力が高い物質を、ガス切りするとどーなるかを。
その節は、ご迷惑を・・・。m(_ _)m
再び、記憶を掘り起こします。
クロモリはクロムモリブデン鋼です。
なお、鉄の固さは炭素含有量だけで決まります。
日本刀がなぜ固いかというと、鍛錬時に炭を使用しているからです。
だから、炭素が多くなるんですね。
はい。
他の合金や焼入れ性や、あるいは焼入れの深さを深めるために入れます。
クロム、モリブデン、ニッケル、ボロンなどが代表的なものですね。
ちなみに、鋼と鉄の用語は以下のとおりです。
銑鉄 炭素2.1~6.7%以上
鋼 炭素0.0~2%以上
鉄 炭素0~0.04%以下
純鉄 炭素0.02%以下
高純鉄 さらに低い炭素含有量
まあ、ここらへんはややこしいですよね。
さらに、用語は炭素だけではなくて、製造方法で鋳鉄とか分類されますので、現場とはちょっとちがいます。
あと、鉄の含有量は0.8%が決めてですね。
ここで、鉄の組成が変わってきます。
確か、炭素の組織が変わってくるのだと、思うのですが。
どーだったけなぁ。
しかし、この話、いったい誰かの役にたっているのだろうか?
あ、最後に残留応力ですが、我が、焼入れ屋の先輩も概念としてはよくわからんとおっしゃってました。
焼きいれで割れたりすると、なんとなく、わかるものだそうです。
ま、そんなところで、はい。
>> 田中およよNo2サマ
ありがとうございます(*^^*)
> クロモリはクロムモリブデン鋼です。
おおお。クロモリは標準語なのですね。
> しかし、この話、いったい誰かの役にたっているのだろうか?
きっと僕たちの老化防止に役立ってますよー
> 焼きいれで割れたりすると、なんとなく、わかるものだそうです。
ありますあります。
僕もそれにさんざん悩まされたもんですw
そういえば最近は合金も高いらしいですね。
包丁屋さんも嘆いてましたー。
材料の値段はめちゃくちゃ上がってます。
クズ鉄屋さんは久し振りに、儲けているようです。
経済ってよくできてるなぁ~
※コンスタンチンは眠らないように努力します。
>田中およよNo2サマ
なんか経済情勢も国際情勢も暗いですねー。しょぼーん。
コンスタンチン行かれるんですか!?
睡眠は十分にとって行って下さいね~(^^)