「アフターダーク」村上春樹

By | 2004/09/21

村上春樹の新刊「アフターダーク」をやっと読みました。

刊行後間もないというのに、すでにAmazonのレビューが147件!
日本中のハルキストはご健在。
賛否両論あるようですが、これはいつものことですね。
僕は最近、村上春樹作品を読むときには、この人の作品独特の、仕掛けやメタファーを、なるべく意識しないでおこうと心がけています。
深層を読み解こうとすると、どうしても読みながら距離を置いてしまうので。
だから何も考えず、物語の中にどっぷりと浸るようにしています。
そして、登場人物の会話や、描かれる世界のセンスの良さを堪能し、読後に訪れる、漠然とした喪失感や寂寥感を、ただしみじみと噛みしめる。
それが僕に一番しっくりくる村上春樹の読み方だと思ったのです。
そう言った意味では、この作品は、僕が村上春樹作品に求めているものは満たしています。
今までと雰囲気が違っても、やっぱりハルキワールドはカッコエエなあ、と。
ただ、代表作になるような作品というより、新たな境地へと動き出す、序奏のような作品なのではないかと思いました。だから次の作品が待ち遠しい。


6 thoughts on “「アフターダーク」村上春樹

  1. MOK love life!

    『アフターダーク』読みました★★★★☆

    アフターダーク
    現実的な世界に広がった、現実的な村上WORLD。
    一晩の中で、リンクする人達を
    リアルタイムに(じゃないけど、そんな感じで)追った作品。
    そこには、
    夜だから滲み出るキモチがあり、
    夜だから共有できる、共有できると気づくものがある。

    Reply
  2. MOK

    TBありがとうございました。
    『アフターダーク』はまだまだアツイですね!
    村上作品の読み方って、ホント色々ですね。
    わたしもfukudaさんみたいにーーどっぷりで堪能しております。(のつもり)
    村上作品は“新たな境地”に行ってしまうんですよねーーーきっと。
    私としては少し複雑な気分です。

    Reply
  3. まさ

    トラバありがとうございます。
    > ただ、代表作になるような作品というより、新たな境地へと動き出す、序奏のような作品なのではないかと思いました。だから次の作品が待ち遠しい。
    まったく同意です。次回作にどう敷衍されていくのか、今から気になるところです。それを感じられる夜明けの作品に、僕は静かな喜びを感じます。

    Reply
  4. ふく

    コメントありがとうございます。
    アフターダークを書いてるエントリはいっぱいあったのですが、特に共感したMOKさんとまささんにTBさせてもらいました。
    まささん、また大阪にお越しの際は、会社にも遊びに来て下さいね(^^)

    Reply
  5. chinami67

    はじめまして。
    私も似たような気持ちだったので
    うれしくなりました。
    村上作品を読むときは、詩を味わう感じに
    似ていて、出てくる言葉とか情景をすっぽり
    自分の中で感じるだけで結構満足です。
    かっこよく生きたいなあと必ず思わせてくれる!

    Reply
  6. ふく

    > chinami67さん
    はじめまして。コメントありがとうございます(^^)
    ややこしいことを考えないで世界に沈み込めると、それだけでシアワセになれますね。
    スタイルとか音楽とか影響されそうになります。
    さすがにしゃべり方まではうつりませんけど(笑)
    またいらしてくださいね~。

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