大崎善生「ロックンロール」

By | 2004/02/19

大崎は「ドナウよ、静かに流れよ」を読んで以来のファン。
この人の小説に共通する主人公たちの生への真摯な姿勢と、選び抜かれたであろう言葉が織りなす文章の透明感が、とっても心地よくって爽やかな気分になれます。
なので、好戦的な気分のときは受け付けないのだけど、心に清涼剤が欲しくなったときは無性に読みたくなるのです。
この本もご多分に漏れず爽やかなパリを舞台にした恋愛小説。
主人公よりも、編集者の高井に感情移入しながら、とっても楽しく読むことができました。やっぱり大崎はいいなあ。
短編集の「九月の四分の一」でもツェッペリンが出てきたけど、よっぽど思い入れが強い様子。
一曲も聴いたことがないので、そのうち買ってみようかなと思いました。
「世の中には大きく分けて二通りの人間がいる。ガラス玉を丹念に磨き続ける人間と、粉々に壊さなければ気が済まない人間。」
あー、俺は絶対に後者だなぁ。


2 thoughts on “大崎善生「ロックンロール」

  1. タマキ

    図書館で見つけた。
    前から好きな作家さん。
    また好きな本が増えた。

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  2. ふく

    >タマキさま
    いらっしゃいませ。
    大崎さん、いいですよねー。
    最近ちょっとノンフィクションが少ないのが寂しいので、そちらも期待しています。

    Reply

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